猫まち

山崎るり子・みじか詩

   口げんか

AとBの会話はどんどん激しくなっていった

どちらも嫌な気分で別れた

Bは猫と暮らしていたので

帰ると猫に慰めてもらえた

慰めてもらったのでBは

今ごろAは と思った